IFRS Update ~収益認識の公開草案~
2011年11月14日に、IASBとFASBによって「顧客との契約から生じる収益」についての再公開草案を共同で公表しました。すべての企業にとって収益は財務報告において重要な項目であり、最終基準から予期せぬ結果が生じないようにするために、今回の再公表となりました。
提案された公開草案では、以下の点に置いてIFRSおよびUS GAAPが改善されています。
・収益認識の課題を解決するためのより強固なフレームワークを提供する
・既存の要求事項から不一致を解消する
・企業間、産業間及び市場間における比較可能性を改善する
・開示項目の改善によって、財務諸表利用者のためのより有用な情報を提供する
・会計指針の整備によって、財務諸表作成を簡素化する
当該公開草案の中核部分は前回の公開草案と同じですが、1,000近くのコメントやさらなるアウトリーチ活動によって、以下の点を改善しています。
・時の経過により移転される財又はサービスの移転のタイミングをどのように決定するかについてのガイダンスを追加
・製品保証に係る提案を簡素化
・企業による取引価格の決定方法の簡素化(回収可能性、貨幣の時間価値及び変動性の対価を含む)
・不利な契約テストの対象範囲を長期間にわたるサービス提供契約のみに変更
・企業が契約獲得コストを費用として認識することを許容する実務的な簡便法を追加(契約が1年以下の場合)
・US GAAPを適用している非上場企業に対して、開示項目を一部免除とすること
本公開草案が採用された場合には、IAS18「収益」及びIAS11「工事契約」と関連する解釈指針は提案された基準によって置き換えられます。
詳しくは、IASBホームページをご覧下さい。


