第52回,為替レート,週刊税務通信,雨に負けぬ花
1. 会計(出所:週刊経営財務)
東京商工リサーチの調査によると、主要メーカーの想定為替レートは80台が大半であり、2012年3月期の第1四半期において、東証1部・2部上場メーカーの主な433社のうち244社(56.3%)で為替差損を計上していることが判明した。為替差損の総額は、東証1部上場の203社で637億7,100万円、東証2部上場の41社で33億2,800万円であった。244社のうち最も多額の為替差損を計上したのは日産自動車の60億7,900万円であり、上位5社のうち3社が自動車メーカーであった。急速に円高が進行した前年同期(2,0884,600万円)と比較すると為替差損の総額は減少しているものの、この状況が長引けば企業はコスト削減のための海外移転を加速する事態も想定され、国内における産業の空洞化と雇用悪化の問題が懸念される。一方で、海外企業の買収を計画している国内企業にとっては、昨今の円高が追い風となっている。
2. 税務(出所:週刊税務通信)
東京地方裁判所は米国デラウエア州で設立したリミテッド・パートナシップ(LPS)が日本の租税法上の「法人」に該当するかどうかの事案で、LPSは我が国の「法人」には該当せず、本件LPSで生じた不動産関連損失を構成員の他の所得と損益通算することを認めた。
地裁の考え方は、外国の法令によって設立された事業体が我が国租税法上の「法人」に該当するか否かは、外国の法令によって法人格を付与しているかどうかを検討すべきであるとしたところ、本件LPSの準拠法たるデラウエア州LPS法によれば、本件LPSが我が国租税法上の「法人」と同一のものとは認められないため、本件LPSは我が国租税法上の「法人」には該当しないとした。
なお、本事案は現在、東京高裁に係属中である。
3. 今週の名言
雨に負けぬ花
(ポールサイモンの歌詞を一部抜粋)
王様を演じるために生まれたのか、あるいは歩兵を演じるために
生まれたのか、そんなことは大したことじゃない。
喜びと悲しみの境目はうつろなものだから、自ら思い描く空想ですら
現実になる。自分がやるべき役割を演じて、明日に立ち向かわなければ
ならないんだ。
そう、だから僕は偽り続けよう。僕の人生は決して終わらない。
それはあたかも雨に打たれる花が折れないように。
9.11の記念式典でポールサイモンがサウンドオブサイレンスを
歌ったと聞いて、この歌を思い出しました。
この曲の感性は素晴らしいと思います。


