第16回 税務,一株当たり利益(EPS),寺田寅彦
1.税務(週刊税務通信から)
平成22年10月1日以後に解散する会社の清算中の事業年度は、
通常の事業年度と同様の所得課税方式によって申告納税が行われ、
従来の財産評価による課税方式は廃止される。
この結果、期限切れ欠損金の損金算入が認められず、納税者不利に
なるとの懸念が生じていたが、今回、公表された法律案では、一定の
要件のもと、期限切れ欠損金が清算中も利用可能とされているため、
上記懸念に対応がなされている。
2.会計(週刊経営財務から)
企業会計基準委員会(ASBJ)は、IFRSへのコンバージェンスに合わせて「一株当たり利益
基準(EPS)」の見直しを始めた。4月上旬に公開草案を公表する予定。
3.今週の名言(世界名言大辞典から)
頭のいい人は批評家に適するが行為の人にはなりにくい。凡ての行為には
危険が伴うからである。(寺田寅彦)
前回に続いて、行動について書いてあることです。今の日本社会の活力喪失
の基本的な理由は、社会の中枢にいる上場会社や中堅企業の代表取締役が
一様に「守り」の姿勢に入ってしまったからではないでしょうか。
大胆にリスクをとることを避け、重要な問題は先送りし、専ら自分の在任期間中を
大過なく過ごそうとし、興味あるのは土日のゴルフ。今更、国際会議に出席する意欲も
なく、先達の遺産を食いつぶす。
ベルリンの壁崩壊から20年余、今後ますます国際社会との競争と協調が求められる
この時代に、国内優先で突っ走り、その結果の、責任回避が最重要であるヒラメ重役の量産
というこの国の経済モデルが破綻してしまったのが、今の体たらくの原因であるとしか思えません。


